予備校別の講座紹介〜論文編〜

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予備校別の講座紹介、論文編です。
論文講座にも様々な種類があり、その講座内容と値段を考慮した上で検討する必要があります。

論文対策のための予備校別講座

前回に引き続き、各予備校が出している講座についてです。
今回は論文講座をピックアップしてまとめていきます。

予備試験・司法試験に合格するためには、論文答案が作成できなければなりません
論文と言っても、中学や高校で書いてきた作文や小論文、大学でのレポートなどとは訳が違います。

かなり専門的な表現方法・書き方であり、法律知識が身についたから書ける、というものでもありません。
合格レベルの論文答案を書けるようになるためには、次のステップを踏む必要があります。

  1. インプット=論文の書き方を知る
  2. アウトプット=答練と添削

論文の読み方、論点の押さえ方、答案構成の方法など、答案作成のために必要なことをまずはインプットします。
その上で、過去問や予備校オリジナルの答練を通して実際に論文の答案作成を行います。
そして、実際に論文を書く中ででてきた疑問やわからなかったところを講義と添削を通してクリアにしていく、という流れです。

論文対策講座を予備校別に見ていきます。

 

伊藤塾

論文対策といっても様々な講義があり、今回は次の三つをピックアップ。

論文マスター法律基本科目 【講義】

 

値段

337,700円

講義時間

全183時間

講義内容

インプット講座。
基礎知識を論証の形で再整理していきながら、基本的な合格作成答案技術をマスターする講義。

問題を検討する過程を通じて、知識を論理的に組み立てる訓練を行っていく。
論文講座の中でも最も基本的で一般的な講座。

 

司法試験 ペースメーカー論文答練

 

値段

356,500円

講義時間

全40回
前期:全28回28問(法律基本7科目×各4問)
後期:全12回32問(公法8問, 民事12問, 刑事8問, 選択科目4問)

1問につき、
答練2時間+解説講義55分+論述検討講義55分

講義内容

アウトプット講座。
伊藤塾オリジナル答練をペースメーカーとして勉強を進めていくことで、司法試験で合格答案を作成する能力を着実に身につけていく、というもの。

答案添削も受けることができ、TWO-WAY添削が特徴的。
TWO-WAY添削とは、自分の答案を手元に置きながら解説講義を受けた上で、自分自身の答案に即した質問を添削者にすることができるという制度のこと。

 

論文マスター法律基本科目【講義+答練】

 

値段

475,400円

講義時間

講義:全183時間
答練:全23時間(答練2問[120分]+解説講義55分)

講義内容

まずはじめに合格答案作成技術をマスターする講義を受け、その後、制限時間内に自分の手で答案を書くトレーニングをすることで、合格答案作成力を修得するカリキュラム。

法律基礎知識の再整理はもちろん、問題を検討する過程を通して、知識を論理的に組み立てる訓練を行い、論理的思考力養成を目指している。
また、答練は、講義で学んだことを実践する場で、講義の学習効果をさらに高めることができるようになっている。

 

資格スクエア

インプット講座とアウトプット講座それぞれ1種類ずつで、その中に全てが詰まっている、といった印象。

論文攻略講座

 

値段

181,440円

講義時間

120時間

講義内容

インプット講座。
導入編では、論文の書き方を一から丁寧に解説していて、本論編では頻出論点のマスターや論文式試験問題の読み方に焦点を当てた講義が行われる。
予備試験最年少合格者及び予備試験の超上位合格者が本番を意識して作成した答案を教材として採用し、そのことによって、受験生が試験本番で目指すべき到達点を明らかにしている。

また、WEB論証集といって、必要な論証や定義が全て網羅されたオンライン上の論証集を利用することができ、それを自分なりに編集できるのも特徴の一つ。

 

WEB答練

 

値段

法律基本7科目  108,000円
実務基礎科目   30,240円
一般教養科目   20,160円

講義時間

各2年分
(それぞれの答案に対して、個別の添削・解説動画を見ることができる)

講義内容

アウトプット講座。
過去問答練を行い、その答案一つ一つを、個別に動画で添削してもらえる。
答案の正誤だけでなく、これまで紙媒体の添削では書ききれなかったようなアドバイス、なぜその記述が必要なのか、といった点の解説ももらえる。

自分が書いた答案に対して動画で添削がもらえる、というのは非常に画期的でおもしろい。

 

LEC

多くの講座があり、どれを選ぶべきかわからない。というのが正直な印象。
今回はセットになっている二つをピックアップ。

予備試験論文対策コース

 

値段

348,300円〜

講義時間

約200時間

講義内容

インプットとアウトプット両方を目的とした講座。
合格答案作成講座、法律実務基礎講座(講義編/演習編)、ハイレベル論文答練の3つの講義が入ったコース。
合格答案作成講座・法律実務基礎講座(講義編)で論文の書き方、出来るようになるコツを習得。
その上で、答練を通して実際に答案を書いていくという、オーソドックスなスタイル

 

予備試験論文集中パック

 

値段

165,000円〜

講義時間

約26時間

講義内容

アウトプット講義。
予備試験スタートダッシュ答練と、予備試験ハイレベル論文答練が一つになったパック。
答練では、LECオリジナル問題を扱う。

スタートダッシュ答練では、出題が予想されるテーマを中心に、学習効果の高い問題を扱う。
ハイレベル論文答練では、本試験と同様の科目構成と時間で実施するため、本試験の時間感覚を養うことができる。

 

アガルート

アガルートにも様々な講座がある。
答練や過去問解析講座などにもそれぞれ種類があり、自分にあったものを選ぶ必要がある。

インプットに関しては、以下に紹介する「論文答案の書き方」「重要問題修得講座」の両方を受講することが望ましいと思われる。

論文答案の「書き方」

 

値段

68,000円

講義時間

全32回

講義内容

インプット講義。
答案構成を参照しながら、答案作成に至る思考過程を一から説明する講義編と、それを実践する場としての答練編に分かれている。
答練があるとはいえ、この講座の主たる目的は論文答案の書き方を習得することで、解説や解答を見ながらでもいいからとにかく答案を書いてみる、ということを重視している。

 

重要問題習得講座

 

値段

98,000円

講義時間

65時間

講義内容

インプット講座。
問題演習と、論文問題を速やかに処理する能力を養成する講座。
論文処理能力を磨くことを目的としており、答案作成より答案構成を重視した講義となっている。

工藤講師が基本知識・基本論点を問う重要な問題を、1科目40問〜70問選定し、それを講義の中で扱っている。

 

旧司法試験・予備試験型答練

 

値段

75,000円

講義時間

法律基本7科目×各4回

講義内容

アウトプット講座。
工藤講師が作成したアガルート完全オリジナル問題を用いた答練。
レジュメでは、論点そのものの解説は必要最低限で、解答パターンや思考の分岐点の解説を充実させている。

予備校オリジナル問題を解答し添削してもらう、といういたってシンプルな講座ではある。

 

Wセミナー

講座の数はそこまで多くはなく、比較的わかりやすい。
インプットとアウトプットが明確に分かれた講座が多い。

4A論文解法パターン講義

 

価格

271,000円

講義時間

約200時間

講義内容

インプット講座。
論文式試験に出題される全パターンの論文を解く過程(問題文の分析→答案構成→答案作成)を講師が実演。
どんな問題にも4Aが通用することとその使い方を説明している。

講義内に適宜、考える時間が設けられていて、聞くだけでなく、自分も考えながら講義を進めていくことができる。

 

4A実践答練

 

価格

129,000円

講義時間

全23回(各解説60分)

講義内容

アウトプット講座。
特徴は、答練の問題に、法科大学院入試の過去問を使用している点。
4Aを使って論文式問題を解くパターンを基礎答練を通じて確立させ、応用答練で難問でも使いこなせるように訓練する、という流れ。

 

通勤講座

論文対策講義は一つしかなく、インプット講座のみ。
答練・添削は実施しておらず、論文をマスターするには不十分。

論文対策講座

 

価格

59,800円

講義時間

計105回、合計72時間の講義

講義内容

ビデオ講座、問題演習・参考答案を含んだ内容。

基本的な論文の「書き方」のマスターを目指す講座で、論文式対策の学習の基礎を身につけていく。
添削サービスは付いておらず、自分の答案がどのレベルなのかを確認することはできない。

 

論文式試験対策講座まとめ

各予備校の論文講座のインプット編とアウトプット編の値段をまとめると、以下のようになります。

インプット編 アウトプット編 セット
伊藤塾 論文マスター
法律基本科目【講義】
337,700円
司法試験ペースメーカー
論文答練
356,500円
 論文マスター法律基本科目
【講義+答練】
475,400円
資格スクエア  論文攻略講座
181,440円
 WEB答練
(法律基本7科目)
108,000円
LEC  予備試験論文集中パック
165,000円
予備試験論文対策コース
348,300円〜
アガルート  論文答案の「書き方」
+重要問題修得講座
166,000円
 旧司法試験・
予備試験型答練
75,000円
Wセミナー 4A論文解法パターン講義
271,000円
4A実践答練
129,000円
通勤講座  論文対策講座
59,800円

※青字:答練が過去問を使用している

予備校によって、論文講座と一言でいっても様々です。
論文対策に必要なものをギュッとまとめた講座を出している予備校もあれば、それぞれの講座をバラバラにして売り出している予備校もあります。

自分に必要な講座をよく検討してみてください。

また、答練は通勤講座以外の全ての予備校で行われています。
出題形式は2種類に分かれており、予備校オリジナル問題か過去問か、です。

私は断然過去問答練をおすすめします。
問題の質は間違いなく予備校オリジナル問題より数段よいです、実際に出た問題ですから。

また、添削についても、実際の出題要旨・採点実感を元に行われるため、よほどおかしな添削は行われないはずです。
さらに、過去問をやる機会にもなり、一石二鳥だと言えます。

論文式試験は、予備試験・司法試験の両方において、最大の難関だと言えます。
ベストな対策ができるよう、自分にあった講座を選択してください!

 

 

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